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【リバースファクタリング】利用する際のメリットとデメリットを解説

  • 執筆者の写真: FA
    FA
  • 3月7日
  • 読了時間: 5分

更新日:4月6日


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リバースファクタリングとは

リバースファクタリングとは、発注会社がファクタリング会社に依頼して、外注先会社に対する買掛金の支払いを立て替えてもらうサービスです。その結果、支払いサイトを先延ばしすることができます。支払いサイトとは、モノやサービスの取引期限から支払い期日までの期間のことを言います。リバースファクタリングを利用して、支払いサイトを先延ばしすることによって、発注会社の資金繰りが改善されるというメリットがあります。

一方、外注先会社(買掛先)も売掛金の支払いが早くなることがあるため、発注会社だけでなく、外注先会社の資金繰りも改善されるというメリットがあります。


 


【リバースファクタリング】利用する際のメリットとデメリットを解説

 


コイン


リバースファクタリングを利用するメリット

  • 自社の支払いサイトを延ばし、資金繰りが改善する

  • 経理コストを削減できる

  • 支払先を一本化できる可能性がある

  • 優良な外注先を確保しやすくなる

  • 下請法に対応できる

 


自社の支払いサイトを延ばし、資金繰りが改善する

リバースファクタリングを利用すると、自社の支払いサイトを一時的に延ばすことができます。

それは、ファクタリング会社が買掛金の支払いを立て替えてくれるからです。

支払いサイトが延びると手元に資金を残しやすくなるため、溜まっている支払いを済ませることができます。

支払いが滞ったり運用資金がなくなったりするリスクを軽減できるため、資金繰りが改善しやすくなります。





経理コストを削減できる

経理負担に悩んでいる場合にも、リバースファクタリングが役立ちます。

銀行への返済や買掛先への支払いに遅れると、信用を大きく損なうこととなります。

そうならないためにも、買掛金を適切に管理しなければなりません。

業種によっては、自社の業務を複数の外注先にアウトソーシングし、多数の買掛金が発生することもあります。

そんな時に、リバースファクタリングが役立ちます。

複数の買掛金を、同じ条件でまとめてリバースファクタリングすれば、自社はファクタリング会社に対する支払いだけを管理すれば良いため、経理負担を大幅に削減できます。





支払先を一本化できる可能性がある

複数の外注先企業と掛取引をしており、なおかつその全ての外注先企業がリバースファクタリングの利用を承諾した場合、支払先を一本化することができます。

支払先を一本化できた場合、それぞれの外注先企業への支払いにかかっていた事務作業と振込手数料を削減することが出来ます。





優良な外注先を確保しやすくなる

外注先にとっては、支払いが遅い企業よりも早く売掛金を払ってくれる企業の方が好都合です。発注側が長い支払いサイトを望めば、契約を断られることもあるでしょう。

しかし、リバースファクタリングを利用し、早期に立て替えてもらうことで、発注側はより迅速に外注先へ支払いができます。そのため、多くの外注先との契約がスムーズに進み、より優良な外注先を確保しやすくなります。






下請法に対応できる

リバースファクタリングの発注側企業のメリットとしては、下請法に対応できる点です。下請法とは、発注事業主から仕事を受注する外注などの下請け業者が不利な契約を結ばずに済むように、保護するための法律です。

例えば、下請法では主契約者が下請け業者に対して支払うべき金額は、製品などの受領後60日以内に行わなければならないと定められています。

発注側企業にとって買掛金の60日以内の支払いが厳しい状況が発生した場合でも、リバースファクタリングの利用により、買掛金の立替払いをしてくれます。そのため、下請法を遵守しながら支払いを先延ばしにすることが出来ます。




リバースファクタリングを利用するデメリット

  • 電子記録債権(でんさい)の導入が必須となる

  • 外注先企業に手数料を負担させてしまう

  • リバースファクタリングを扱う会社は少ない

 


電子記録債権(でんさい)の導入が必須となる

リバースファクタリングを利用するには電子記録債権を導入する必要があります。

外注先企業に電子記録債権切替の案内状を発送したり、取引金融機関と電子記録債権の利用契約を締結したりしなければなりません。

また、電子記録債権を導入するには審査に通過しなければなりませんが、経営状況があまり良くない場合は審査に落ちてしまう可能性があります。





外注先企業に手数料を負担させてしまう

リバースファクタリングにおいて、手数料を負担するのは外注先企業です。

発注企業は外注先企業に対し、手数料分の請求金額を上乗せしたいと伝える必要があります。





リバースファクタリングを扱う会社は少ない

通常のファクタリングを扱う会社は多数ありますが、リバースファクタリングを扱う会社はごく少数です。

そのため、複数社を比較した上で選ぶことは難しいでしょう。


 


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外注先企業から見たメリット・デメリット

外注先企業のメリット

リバースファクタリングを利用した場合、外注先企業は早期のうちに売掛金を回収できます。

手元に資金がないという状況を回避できるため、資金繰りを安定させやすくなります。

貸倒れリスクを軽減できる点もメリットのひとつです。

仮に支払期日前に発注企業の経営が悪化したとしても、ファクタリング会社から売掛金を支払ってもらえるため、貸し倒れすることはないでしょう。





外注先企業のデメリット

リバースファクタリングを利用するにあたって発注企業は電子記録債権を導入する必要がありますが、これは外注先企業も同様です。

初めて導入する場合は仕組みや利用方法を理解する必要があります。

また、手数料を負担しなければならない点もデメリットのひとつです。

手数料の相場は買掛金の5%〜10%といわれており、この分回収できる金額も減ってしまいます。

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