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ファクタリングの注意点10選!徹底解説

  • 執筆者の写真: FA
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  • 2月5日
  • 読了時間: 5分

更新日:4月6日


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ファクタリングにはさまざまなメリットがありますが、利用する際には注意したいポイントもあります。この記事では、ファクタリングを利用する際の注意点について徹底解説します。

 

ファクタリングの注意点10選!徹底解説

 

紙の上にコイン、沢山のペン


1.手数料が高い場合がある

ファクタリングの手数料相場は、2者間ファクタリングが8%〜18%、3者間ファクタリングが2%〜9%です。

しかし、ファクタリングは利息制限法による制約を受けていないため、ファクタリング会社が手数料を自由に設定することができます。

これにより、ファクタリング会社によっては手数料が相場よりも高い場合があります。

利用前に必ず確認するようにしましょう。





2.調達コストは審査後にわかる

ファクタリング利用の際には、ファクタリング会社に対し売買手数料を支払うことが必要です。しかし審査後にどのくらいの調達コストか決まるため、実際に審査を受けてみなければわかりません。

設定される割合に大まかな目安はあるものの、取引先の信用力や売却する売掛債権額面の金額などでも変わります。

そのため複数のファクタリング会社に見積もりを依頼し、かかる費用や利用条件を確認した上で、どのファクタリング会社を選ぶか決めるとよいでしょう。


主に下記の4つを総合的に審査した上で決められます。


  • ファクタリングの契約方式(2社間と3社間のどちらで契約するか)

  • 売掛債権額面(売掛金の金額)

  • 支払期日(売掛先から売掛金が支払われるまでの日数)

  • 取引先の信用力(売掛先の財務状況や経営状態など)




3.売掛金は一括で支払う

ファクタリングの売掛金は、一括で支払う必要があります。分割払いや返済の延長はできません。ファクタリングは売掛金の売買契約であるため、分割払いは貸金業に該当し、ファクタリング会社では対応できません。貸金業の無登録営業は禁止行為なので、分割払いを持ち掛けてきたファクタリング会社は違法業者である可能性があります。





4.売掛金を上回る資金調達はできない

ファクタリングで調達できる資金は売掛金の金額から手数料を差し引いた金額となります。

売掛金を上回る金額の資金調達はできないため、売掛金以上の資金が必要な場合には向いていません。

必要な資金や資金調達にかかる時間などを考慮して、ファクタリングと融資のどちらを利用するかを判断しましょう。





5.取引先に知られることがある

ファクタリングサービスを利用していることが売掛先に知られると、マイナスな印象をもたれる可能性があります。

場合によっては、今後の取引に影響を及ぼす恐れもあるでしょう。





6.売掛金の支払期限を守る

2社間ファクタリングでは、ファクタリング会社に対して売掛金を支払うことが必要ですが、この支払期限を必ず守るようにしてください。

仮に取引先から売掛金を回収したタイミングで、資金繰りが厳しい状態であったとしても、回収代金はファクタリング会社にすでに譲渡されています。

期日を延期してもらうことはできず、支払期日は必ず守ることを原則とし、別の支払いに流用しないでください。

万が一、支払いが遅れるときには、必ずファクタリング会社に連絡することが必要です。

何の連絡もせずに支払いしないまま放置すると、ファクタリングを利用できなくなるだけでなく、取引先に通知が届きファクタリングの利用を知られてしまいます。

また、ファクタリング会社に渡った債権の使い込みで、横領罪など罪に問われる可能性もあるため必ず期限を守って支払いましょう。





7.個人は給与ファクタリングに注意

個人の場合、給与ファクタリングには注意しましょう。

給与ファクタリングで対象となるのは事業者ではなく、勤務先から給料を受け取っている一般個人です。

勤務先から受け取る給料を賃金債権として扱い、給料日を支払期日として金銭を貸し付けるサービスとされています。

貸金業登録がなければ提供できないサービスであるものの、未登録のヤミ金融業者が、法外な金利による請求や悪質な取り立てを行う事例があります。

金融庁から注意喚起されていることと、事業者向けのファクタリングとは異なるサービスであるため、間違って利用しないでください。





8.担保や保証人は必要なし

ファクタリングは売掛金を現金化するサービスのため、融資を受けるときのように担保や保証人は必要ありません。

契約において担保や保証人を求められた場合、ファクタリングを装い資金を貸し付けようとするヤミ金融業者の恐れがあるため注意しましょう。





9.契約書・明細の控えを必ず受け取る

契約書は後々のトラブルを未然に防ぐためにも重要な書類です。

必ず契約書を確認し控えを受け取ることをおすすめします。

また、手数料が上乗せされていないか等、明細も確認し、不明な点は契約前に確認することが大切です。





10.悪質なファクタリング会社が存在している

ファクタリングを利用する際には、優良な業者と悪徳業者を見分ける必要があります。

現状ファクタリングを規制する法令はなく、どのような企業でもファクタリングを提供することが可能です。

そのためファクタリングを装って貸付を行う偽装ファクタリングを提供するヤミ金融業者なども存在します。

悪徳業者と契約しないために、契約書をよく確認しましょう。


 

まとめ

ファクタリングは、個人事業主や中小企業にとって便利な資金調達のサービスとして多く活用されています。

しかし利用の際には注意しておくべきことがいくつかあり、特にファクタリング会社選びは、悪徳業者に騙されない見極めが重要です。

この記事を参考にしていただき、今後のファクタリングに役立ててください。

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